教えてドクター

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皆様からの悩みやご質問に、
女医 下谷麻里子先生がお答えします。

おしりのかゆみ この頃おしりがかゆいのですが、塗り薬を塗ってもよくなりません。・・・
冷え性の悩み 冷え性で悩んでいます。特に冬はつらく、何枚も重ね着するので・・・
漢方薬に副作用は? 漢方薬は手軽にドラッグストアでも手に入り、副作用もなく安全だとよく・・・
尿糖(+)って、糖尿病? 健診で尿糖(+)と言われましたが、糖尿病なのでしょか?
排便時の出血 以前から、たまに排便の時に少し出血し、おしりが切れて痛くなり・・・
痔の予防について 痔はつらいと聞きますが、何か痔を予防するための注意点があれば・・・
子どもの便秘について 小学生になるわが子が便秘らしく、週に1、2回しか排便がないと・・・
膀胱炎について よくおしっこを我慢すると膀胱炎になりやすいと聞きますが・・・

Q1.おしりのかゆみ
この頃おしりがかゆいのですが、塗り薬を塗ってもよくなりません。どうしたらいいのでしょうか?

おしりのかゆみで悩んでいる人は意外に多いという印象を受けます。
しかし、その原因は単純で、おしりを清潔にしすぎる人が多いことです。
大便の後は温かいウォシュレットで洗浄し乾燥させる、お風呂ではボディタオルでごしごしこする・・・そんな傾向があります。
これらは過剰になると、すべておしりにとっては良くないことばかりです。
おしりの皮膚はとてもデリケートですから、過剰に清潔にするとすぐ皮膚炎を起こしてしまいます。
洗顔する時にボディタオルでこすらないのと同じです。
ウォシュレットはできる限り最小限にとどめ、お風呂では手で洗うこと。これだけで随分改善します。
それでも治らなければ肛門科で適切な塗り薬を処方してもらう必要があります。

Q2.冷え性の悩み
冷え性で悩んでいます。特に冬はつらく、何枚も重ね着するので肩こりもひどくなります。どうしたら快適に冬を過ごせるでしょうか?

年齢を問わず女性には冷え性の方が多く、手足が氷のように冷たいといった相談をよく受けます。
まず身近に改善できることはないでしょうか。
体の内側を冷さないために冷たい飲み物は控え、根菜類などの野菜を多く摂りましょう。
寒い時ほど体を動かすと末梢の血液循環も良くなります。熱を逃がさない肌着もよいでしょう。

これらをふまえた上で当医院では血液循環を良くするお薬や、体を温める作用のある漢方薬などを使っています。

しかし、単に冷え性といっても、動脈硬化などの内科的疾患が隠れている場合もあります。
ですから冷え性を起こしている原因によって治療法は異なってきます。

また、最近女性に多い便秘や痔、肩こり、腰痛、偏頭痛、生理不順なども冷えが大きな原因です。
悩んでいないでまず相談してみてください。

Q3.漢方薬に副作用はある?
漢方薬は手軽にドラッグストアでも手に入り、副作用もなく安全だとよく言われますが本当でしょうか?

最近は漢方薬に限らず、どこでも簡単に薬が手に入るなどの便利な反面、中には薬を飲んでも何も変わらなかったとか、逆に具合が悪くなったとかで来院される方も多くなっています。

漢方薬に関しては、その患者様の症状にふさわしくないものを服用すれば気分が悪くなったりすることがあり、時には様々な副作用が出ることもあります。

その反対に、漢方薬は適切に服用すれば様々な効果があります。

当医院においても、毎年のように花粉症に苦しむ人、肩こりがひどく頻繁に鎮痛剤に頼る人、膀胱炎を繰り返し起こす人、更年期障害の症状に悩む人、夜中によく足がつる人など、漢方薬を必要とする患者様も多くなりました。

いずれにしろ自己判断で安易に服用せず、医師による詳細な問診と診察を受けて処方してもらい、副作用なども把握した上で飲まれることをお勧めします。

Q4.尿糖(+)って、糖尿病?
健診で尿糖(+)と言われましたが、糖尿病なのでしょか?

もちろん糖尿病の可能性はありますが、詳しい血液検査や、場合によっては負荷検査なども行う必要があります。

健診で糖尿病や高脂血症、高血圧が見つかることはよくあり、これらは生活習慣病と言われます。自覚症状が出るまでは10年くらいかかることも珍しくなく、偶然見つかることがほとんどです。

運動不足、飽食、不規則な生活、ストレスなどが原因となるので、今では子どもから、お年寄りまで誰にでも起こる可能性があります。

さらに肥満、喫煙、アルコールなどが加わるとそのリスクは増します。

放っておくと動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞といった心血管系の病気を起こす可能性も高くなり危険です。

自覚症状のない病気だからこそ内科医に相談し、病態をきちんと把握することが大切です。
生活習慣病は、日常のちょっとした努力で、良くも悪くもなるのですから。

Q5.排便時の出血
以前から、たまに排便の時に少し出血し、おしりが切れて痛くなり、いつの間にか治っています。なんとなく気になります。大丈夫でしょうか?

便秘で便が硬くなったり、思いっきり力んだりして、肛門の粘膜が切れて傷ができ、時には出血をともない痛いのが1つの特徴です。
2、3日もすれば自然に治り、忘れた頃にまたぶり返す人が多いようです。

ですから、つい病院にいくのを延ばし延ばしにする人が多いのですが、繰り返すうちに傷が瘢痕化します。
次第に肛門が狭くなり、余計に便をするのが痛くなってまた切れるという悪循環に陥ってしまいます。

また、傷口から下痢便などが入り、感染を引き起こすと中に膿が溜まり、おしりが腫れて痛くなり、外科的な処置が必要になったりします。

少しでも変だと思ったらとにかく早く肛門科を受診することです。
診察は決して痛いものではありませんし、自己判断や市販薬での一時しのぎは禁物です。怖がらずに相談してください。

Q6.痔の予防について
痔はつらいと聞きますが、何か痔を予防するための注意点があれば教えてください。

日常生活の中で痔の予防と再発を防ぐための注意点をいくつか挙げてみましょう。

まず第1に、トイレは5分以内に切りあげること。まだ出そうな気がしても全部出そうとしないことです。

第2に、便秘にならないようにすること。切れ痔もいぼ痔も圧倒的に便秘の人が多いようです。

第3に、体を冷さないこと。特に下半身を冷やすと血行が悪くなります。

第4に、規則正しい食生活。食物繊維を多く摂り、アルコールや香辛料は控えめに。

第5に、肛門を清潔にすること。毎日お風呂でおしりを洗い、湯船にゆっくり浸かっておしりを温めるとよいでしょう。

第6に、ストレス、過労は痔を悪化させます。寝不足もよくありません。

第7に、ちょっとでも変だなと思ったら早めに肛門科へ行くことです。

痔は放っておいても自然に治ることはありません。早期治療が大切です。

Q7.子どもの便秘について
小学生になるわが子が便秘らしく、週に1、2回しか排便がないと言っています。放っておいていいのでしょうか?

最近では便秘は大人だけの問題ではないようで、1歳未満の赤ちゃんからお年寄りまで相談に来られます。

便秘を引き起こす原因は様々のようですが、赤ちゃんでは離乳食を始めることがきっかけになることが多いようです。

幼稚園や小学生では、学校で排便をするのをいやがり我慢する習慣がついたり、朝ごはんをちゃんと食べない子が増えていることもあるようです。

親が定期的に浣腸することも多いようですが、それは間違った方法です。

生活習慣や、食生活を改めても便秘が解消されない場合は、赤ちゃんや子どもでも毎日便秘薬を飲んで治療することが大切です。

病院に行けばその年代に合った便秘薬を処方してくれますので、まずはちゃんとした排便習慣が身につくまでは治療を続けるべきです。

便秘は万病のもとです。軽く考えないでください。

Q8.おしっこを我慢すると膀胱炎になる?
よくおしっこを我慢すると膀胱炎になりやすいと聞きますが、本当ですか?

そのとおりです。膀胱に尿がいっぱいたまっていると、細菌が増えやすくなり、膀胱炎を起こしやすくなります。

よく見られる症状は排尿痛、頻尿、残尿感、下腹部の不快感などです。
病院で尿検査をすれば膀胱炎を起こしているかどうかはすぐに分かります。
放っておくと腎盂腎炎などに悪化していくこともあるので病院で適切な抗菌剤を処方してもらう必要があります。

そして、たくさん水分を摂ってまめにトイレに行くことで、膀胱内で繁殖した細菌を洗い流し、下半身を温めるように心がけて血行を良くすることも大切です。

また、普段から排尿を我慢しないこと、通気性の良い下着を選ぶこと、長時間のドライブを避けること、セックスの後は必ず排尿すること、生理中は清潔に保つようにすることなどが膀胱炎の予防には大切です。

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